ひつじの日記(もふもふ)

生きるのが上手ではない羊の日記。

第三者になりなさい

誰かと付き合うとか、誰かと同じグループになるとか、誰かと同じ志を持つとか、そういうことをするとその人と私はお互いに第三者ではなくなる。誰かの第三者でいることはとても難しい。私は少し前まで、全ての人にとって第三者でいたいと思っていた。誰かに気を遣い、誰かに気を遣われる、それが望ましいと思っていた。それこそが心地よかった。

だけど、気づいたら第三者じゃなくて、それ以上の人たちがたくさんいた。いわゆる"大切なひと"。どうにもこうにも大切な人が増えてしまった。そして、それは結果として私は大変だった。"大切なひと"がいるということはとても有難いことであり、私をより人間らしくした。だけど、急激に"大切なひと"が増えたことにより他人から見ても分かるほどバランスを崩していた。でも、これは勝手に増えたのではなく"大切にしたい"と思える人がいて、第三者以上の関係に気づいたらなっていたのだから仕方がない。他人との距離を測るのがこんなにも難しいなんて知らなかった。相手との距離を測ることの困難さに少し疲れつつも、もう誰かの第三者に戻ることはできず。あなたに、あの人に、会いたいと思っている。また少し人間になった。