生き様
せっかくなら苦しんで生きたいでしょ。
違国日記6巻終盤でのセリフ。この一文を読んだ時にボロボロと泣いてしまった。何もかもが報われた気がした。私だけ苦しんでいるつもりでいた、私だけがひとりでいるつもりでいた。私にとってその一文は、苦しんで生きることがちゃんと認められた瞬間だった。
苦しんで生きるのが悪いことではないのだと初めて知った。最近の私は苦しんでばかりで、周りのみんなはもっと生きやすく生きなよと言ったり、もっと色々な事を受け入れなさいと言ったり、なんだかすごく嫌だった。苦しむ事や考える事は別に嫌いじゃなかった、だけどその上で悩んでいたのに、みんな根本の話ばかりして、なんだか悲しかった。
私だってもっと苦しんで生きてやる。苦しみの中にいることは悪いことじゃない。